ヤドリギ(宿木・寄生木)
【分類】 ヤドリギ科 ヤドリギ属
【樹形】 半寄生の常緑低木.高さは50~80cmになる.
【 葉 】 対生.葉身の長さは2~8cmで,ふちは全縁.
【樹皮】 なめらか.
【 花 】 雌雄異株.葉腋に黄色い小さな花をつける.花期:2~3月.
【果実】 液果.6~8mmの球形で,淡黄色に熟す.果期:10~12月.
【分布】 北海道,本州,四国,九州.
【別名】 ホヤ,トビヅタ
【名の由来】 他の木に寄生することから.
【類似種】
駐車場の桜の枝に、鳥の巣のような固まりが見える。枯れ枝ではなく、青々している。何だろう?
位置情報
神戸市立有馬中学校駐車場
GoogleMap1
調べてみると、これが名前は良く聞く、「ヤドリギ」であった。
寄生のしくみ
果実の内部は粘りがあり、種子はそれに包まれているため、鳥の腸を通り抜け、長く粘液質の糸を引いて樹上に落ちる。粘液によって樹皮上に張り付くと、そこで発芽して樹皮に向けて根を下ろし、寄生がはじまる。
「クリスマス関連の植物」というと、樅の木や柊のリースが思い浮かぶ。
西洋では各家の玄関にはヤドリギが吊され、その下を通ることは魔除けとも招福とも受け取られるようだ。
クリスマスにヤドリギの吊し飾りの下に立っている女性は、男性から声をかけられた場合にキスを拒めない、というルールがあるらしい。