酒造会社の獺祭(山口県岩国市)は9日、日本酒「獺祭」の原材料と醸造装置を
21日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。国際宇宙ステー
ション(ISS)で原材料を発酵させた「もろみ」の醸造を目指す。H3ロケット7号機
で打ち上げ予定の日本の新型無人補給機「HTX-X」1号機に搭載する。醸造した清酒は1本限定で販売予定で、価格は1億1千万円。全額を国内の宇宙開発 事業に寄付し「宇宙産業発展に役立てたい」としている。
同社によると、打ち上げから10日後に醸造試験開始を予定。月面の重力(地球の 約1/6)を再現した環境に宇宙用醸造装置を取り付け、約2週間原材料を発酵させ、 もろみの完成を目指す。早ければ今年中にも地球に帰還させる。作業はISS滞在中の 油井亀美也飛行士(55)が実施する方向で調整している。
もろみは500グラム程度の採取を想定し、搾った100mlを研究に使用。残り100mlは
瓶詰めして清酒とする。同社の担当者は宇宙空間での醸造について、液体の対流が起き
にくくなることから、発酵のスピードが遅くなると予想。「味の想像がつかない」と
期待を込めた。(2025/10/10 神戸新聞)
ウェブサイト「獺祭」から引用
獺祭の特徴は、酒造りに山田錦を100%使っていること、日本酒の最高ランクともいえる 純米大吟醸造りに特化していることです。 獺祭の味の魅力は何といってもフルーティな 香りとすっきりした飲みやすさにあります。 香りと芳醇な味わい、全体を引き締める酸味など、 純米大吟醸の魅力が余すところなく詰まったお酒です。
お値段 純米大吟醸720ml ¥2823.-
H3ロケット7号機は最大打ち上げ能力6.5トン 長さ約5.2 m
無人補給機「HTV-X」1号機