冷凍パウダー

freeze

冷凍パウダー未来の食に
食品ロス削減技術

流通しない食材を凍結粉砕した「冷凍パウダー」から作った 食品が大阪・関西万博会場で披露された。 開発しているのは山形大の古川英光教授ら のチーム。食べられるのに捨てられる「食品ロス」 を削減する”未来の食”となりうる可能性を秘めており 古川教授は「日本の技術で世界規模の問題を解決したい」 と意気込む。 「冷凍パウダー」は規格外などのため市場に出回らない 野菜や果物、魚などの食材を液体窒素によって マイナス100度以下で瞬間凍結し粉砕する。乾燥させず、 水分を閉じ込めるため10年間保存でき、味や香りが 失われない。 パウダーは3Dフードプリンターで料理に成型する。 農業法人や水産加工会社などと、液化天然ガスが気化する際に 発生する冷熱のエネルギーを製造に活用する研究も進めている。

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>瞬間冷凍技術の仕組み 急速な冷却:瞬間冷凍では、 マイナス30~70度といった超低温環境や、他の方法で急速に温度を下げます。 小さな氷の結晶:短時間で凍結させることで、細胞内の水分が形成する氷の結晶が大きくなる前に凍結し、小さく留まります。 細胞の損傷軽減:小さな氷の結晶が細胞壁を壊すのを最小限に抑えることで、解凍後の品質劣化を防ぎます。