モッコウバラ

   
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木香薔薇(もっこうばら)
春から初夏にかけての気候のよい時期、つるにたくさんの小さな花をつけ、優しい香りを漂わせます。
中国原産のバラの原種の1つで、つる性のいわゆるつるバラと呼ばれて枝にはトゲがなく4~5月に花を咲かせます。花の直径は2~3cmほどで、白い花の方が強い香りを放ちます。日本には江戸時代に黄色の八重咲き品種が渡来しました。和名は、インド原産の植物からとれる芳香剤の「木香:モッコウ」の香りに似ていることからつけられたといわれています。開花時期は4~5月。
花言葉の「あなたにふさわしい人」は、何かに寄り添って伸びていくつるバラの性質に由来しています。


モッコウバラの挿し木

5月中旬
6月下旬 梅雨明け
8月中旬 新しい葉が増える

****1年目
1)挿し木時期 花が咲き終わった5月頃
2)枝の成長が止まって、硬くなった枝を選び、10~15cmに切る
3)水分蒸散を減らすため、葉を半分ほどに切る。
  実際は葉を切らなかったほうが生育が速かった。
4)軸をカッターナイフで斜めに切り、水を付けた後、発根促進剤(ルートン)をまぶす。団子にならない程度の量。
5)湿らせた赤玉土やバーミキュライトを入れた鉢に挿す
6)鉢をビニールで覆い密封。明るい日陰で、土が乾かないように管理する
7)30~40日後に(発根したら)、ビニールを外す
8)根を十分に育てるため、この頃から水やりは控え気味でよい。
9)その後枯れもせず、育ちもせず、まったく変化なく4週間が経過。
10)梅雨が明け、照りつける夏空。気づけば新芽。遂にでてきた。
***2年目 根付き、葉が増えるがまだ咲かない
***3年目 ついに咲く。花数10ほど。
***4年目 ぐんぐんと枝葉を伸ばし、花芽が無数につく