【分類】モチノキ科 モチノキ属
【樹形】常緑高木.高さは10~20mになる.
【 葉 】互生.葉身の長さは5~8cmで,ふちは全縁.
【樹皮】なめらか.
【 花 】雌雄異株.散形花序に小さい白い花をつける.花期:6月ごろ.
【果実】核果.5mm位の球形で,赤く熟す.果期:11~12月.
【分布】本州(関東地方.福井県以西),四国,九州,沖縄.
【別名】フクラシバ,フクラモチ
【名の由来】苦(クロ)労せず金もち(カネモチ)になれる木、という語呂から縁起がいい木とされている。
排気ガスにも強いので街路樹として多用される。
若枝や葉柄がクロガネ(鉄)のに似た黒紫色で、樹皮からトリモチ(鳥や昆虫捕獲用の粘着性物質)がとれる
ことからクロガネモチと名がついた。
【類似種】
散形花序の小さい白い花は カナメモチ
ガマズミが似ている

知ることの面白さ
「クロガネモチ」という名札を見つけたのは滝川中学校の駐車場。
名前が分かると、あちこちで目に飛び込んでくる。柴田家の庭、三木市街に向かう
車道の街路樹。あるわあるわ。そして長いこと「これなんだ?」と分からなかった大学裏山への
入り口にある大木。これがクロガネモチだと知れたのは、有料アプリPicture This!!のおかげ
今まで目に留まらなかったものが、名前を知ったとたん、行く先々で向こうから目に飛び込んでくる。
不思議なものだ。

光沢のある、全縁。


樹皮は白く滑らか。

雌花

散形花序の白い花はガマズミ、カナメモチが似ている

周囲が葉を落とした中で、赤い実が目を引く。人も鳥も。