イノシシの考察

当地にはイノシシが生息している。大学裏山の散歩道では、 土を掘り返した跡がよくあるし、住宅地域の土手も掘り起こされている所がある。
イノシシについて調べてみた。

  boar

野生のイノシシは、動物の中でも最も強い嗅覚をもつ動物の一つ。
イノシシの嗅覚は犬の4~5倍。500~600m先まで匂いを感知することができ、ひづめの下約1.7mまで嗅ぐことができるといわれている。
イノシシの視力は0.1程度で、ブタとほぼ同じと言われている。夜目はあまり利かないようだ。
強力な嗅覚と聴力でエサを探すと考えられる。

==> 野生動物の能力比較


地面に穴を掘るのは、エサとなるミミズや虫の幼虫を獲るためのようである。
鼻先を使って、押したり、掘ったり、転がしてあらゆる物の反応を探る。 泥浴びを好み、ヌタ場と呼ばれる泥浴び場を作る。 地面を掘る行動が快感になっている面もあるようだ。

イノシシ本来は昼行性の動物。人間が活動している時間帯は警戒して身を隠しているため、夜行性のように見える。
日没から夜明けにかけて活発に活動する。

雑食性で、植物の実や根から昆虫、ミミズ、昆虫、蛇などの小動物まで何でも食べる。 タケノコ、イモ、クリ、ドングリ、稲の穂、クズの根などを食べる。

イノシシの寿命は、野生下では5~10年程度。 生後3年間の自然死亡率が高く、寿命は2~3年程度になる場合もある。
オスは成長すると単独行動、メスは子や姉妹と群れをつくる。 野生での寿命はオス6歳、メス10歳程度。
足跡1
足跡2
足跡3